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新郎新婦の門出になぜ用いられるのか? 和傘の由来や意味

2019.07.01

和の結婚式に欠かせない「和傘」

日本ならではの素材と雰囲気が魅力の和傘。神前式や和装を用いた結婚式ではよく使われていますね。和傘の持つ雰囲気は、日本らしい繊細さや厳かさを感じさせてくれます。今回は主な和傘の種類や意味を見ていきましょう。

よく用いられる和傘

番傘

番傘とは、竹の傘骨に和紙を張り、その上から油を引いて雨天でも使えるように作られた和傘のことです。名前の由来は、傘に屋号や家紋等を書いて番号を振って、持ち主を分かりやすくしたことだそうです。

太い竹を用いる頑丈なつくりから、番傘は「降り注ぐ困難から守ってくれる」という意味もあるそうです。結婚式などのお祝いにはぴったりの、とても縁起の良い傘ですね。

蛇の目傘

蛇の目傘は、傘を開いたときに見える網の目が円い蛇の目のように見えることからそう呼ばれるようになりました。番傘に比べると軽いつくりで、歌舞伎や日本舞踊にも使われる女性にも扱いやすい和傘です。もちろん雨天でも使用できる実用的な傘です。特徴としては細い竹が用いられ、開いたときの網の目や装飾がとても華やかな印象であることでしょう。

神の使いの蛇の目をかたどった「蛇の目」は、魔除けの意味も込められてきました。結婚式においては、邪なものから守られるという意味でも親しまれています。

伝統的な意味を知り、想いを重ねる

和婚ではよく用いられる和傘。神前式や和装での写真撮りには欠かせないアイテムのひとつでしょう。和傘に秘められた意味を理解し、そのうえで用いることで、より深く和の本質に触れたセレモニーに出来るのではないでしょうか。

AFFLUX(アフラックス)のWedding Newsでは、日本ならではの和婚に触れた情報も多く発信してまいります。引き続きご愛読くださいませ。

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