LGBT法案について

多くのニュースでも取り上げられた「LGBT法案」。多くの方の目にも触れたトレンドニュースではないでしょうか。そして、中にはニュースの内容がいまいち分からないという方もいらっしゃるはず。今回のWedding Newsでは、LGBT法案について詳しく見てまいりたいと思います。

LGBT法案とは？

LGBT理解増進法案

LGBT法案とは、正式名「LGBT理解増進法案」のこと。2023年6月9日に衆議院の委員会で可決されました。
今回注目されているのは「性同一性」という表現を「ジェンダーアイデンティティ」に修正した点。
また「すべての国民が安心して生活できるよう留意する」という条文が加えられた点です。

性の多様性について国民すべてが理解を深めるようにとの考えから提出された法案。日本は、世界に比べると性的マイノリティへの取り組みが遅れているといわれています。その中で出された新法案なのですが、懸念点も挙げられているのが現状です。

懸念点

LGBT当事者の方からは「『すべての国民が安心して生活できるよう…』という条文に違和感を覚える」という声があがったり「国民の生活を脅かす存在として見られているの？」などの意見も出ています。当事者の方々からすると、ますますLGBTへの壁が大きくなっていく懸念があるという声も少なくありません。また「ジェンダーアイデンティティ」という表現が、単純に英語表現にしただけのあいまいなものという声もあげられています。

国民の人権を大切に考えて、また世界的な性認識にあわせようという流れからも提出されたLGBT法案。さまざまな懸念点も出ていますが、新しい法律として追加されます。

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