男性の服装

男性が着るフォーマルな服装にスーツがあります。そして結婚式で新郎が洋装として着るのがタキシードです。よく似たふたつの服装ですが、実際には明確な違いがあります。今回は、結婚式でタキシードを着る新郎様が知っておくと良い豆知識のご紹介です。

具体的な違いとは？

襟の素材

まずは襟の素材が違います。この部分はぱっと見で分かるほど大きな違いです。タキシードの襟の部分にはシルクが使われており、つややかな光沢があります。タキシードは夜用の衣装でもあるので、暗い時間帯でも顔をくっきりと見せる為に光沢のあるシルクが使われています。

背の切れ込み

ジャケットの背の裾あたり。スーツにはベントと言われる切れ込みがあります。馬に乗る際やサーベルを挿す際の為に実用性を考えて入れられました。タキシードについてはそのような場面で着ることがありません。つまりタキシードには切れ込みを入れる必要が無いのです。

襟のデザイン

実は襟の形自体にも違いがあるのです。スーツにはノッチと言われる一般的なスーツでよくみられる形が用いられます。対してタキシードには、襟先が少し上に向かって尖ったピークというかたち、または襟がストレートに伸びるショールという形が用いられるのです。

礼装としての格

また衣装としての格の違いもあげられるでしょう。スーツよりもタキシードのが衣装としての格は上に位置付けられます。スーツはフォーマルな服装として用いられますが、礼装の中では比較的カジュアルな衣装という位置づけ。タキシードは準礼装という高い位置に格付けされ、正式には夕方から夜に着る衣装とされます。

衣装の知識

結婚式に着る衣装はさまざまです。洋装もあれば和装という選択肢も。衣装の正しい知識を身につけておけば、衣装への想いもより深いものになるはず。今回は新郎様向けのタキシードについての記事でしたが、新婦様のドレスについての記事もぜひ参考にして下さいね。

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