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「銀河鉄道の夜」の言葉を借りて。岩手県めがね橋の前で誓う二人の幸せ

2020.08.25

岩手県内屈指のプロポーズスポット「めがね橋」

岩手県の内陸部、遠野市宮守町下宮守にある宮守川橋梁。全長107.3m、高さ17.8mの鉄道橋で、20m間隔で5つのアーチが連なっていることから「めがね橋」の愛称で親しまれています。

日本を代表する童話作家である宮沢賢治の名作「銀河鉄道の夜」のモチーフになったと言われ、夕暮れ時からライトアップされためがね橋の光景を見れば、銀河鉄道が走っているかのような幻想的な世界観を感じることができます。

平成21年には恋人の聖地としても認定され、岩手県内屈指のプロポーズスポットとしても有名なめがね橋。今回はここを舞台に、「銀河鉄道の夜」になぞらえたプロポーズストーリーを紹介したいと思います。

銀河鉄道の夜 ジョバンニの言葉「幸せ(さいわい)」から連想して

宮沢賢治の代表作の1つとされる「銀河鉄道の夜」は、病気の母と暮らし、孤独で貧しい生活をする主人公のジョバンニと親友のカムパネルラが、ある日突然、銀河鉄道に乗って美しい夜空で様々な体験をする物語です。

本著は今日まで様々な解釈がなされてきましたが、今回は主人公のジョバンニの台詞で度々登場する「幸せ(さいわい)」という言葉を切り取ってみたいと思います。

銀河の祭りの夜に町外れの丘で天の川を眺めていたジョバンニは、気がつくと銀河鉄道に乗っていました。

最初はなぜ銀河鉄道に乗っているのかも、親友のカムパネルラが一緒に乗っている理由もわかりませんでしたが、ジョバンニの持っていた切符が「どこまでもいける切符」であることを知ってから、銀河鉄道に乗っている理由が薄っすらとわかりはじめたジョバンニ。

この辺りから、ジョバンニは「幸せ(さいわい)」について願い、考えるようになります。

“鷺さぎをつかまえてせいせいしたとよろこんだり、白いきれでそれをくるくる包んだり、ひとの切符をびっくりしたように横目で見てあわててほめだしたり、そんなことを一一考えていると、もうその見ず知らずの鳥捕りのために、ジョバンニの持っているものでも食べるものでもなんでもやってしまいたい、もうこの人のほんとうの幸さいわいになるなら自分があの光る天の川の河原かわらに立って百年つづけて立って鳥をとってやってもいいというような気がして、どうしてももう黙だまっていられなくなりました。”

“(ああ、その大きな海はパシフィックというのではなかったろうか。その氷山の流れる北のはての海で、小さな船に乗って、風や凍こおりつく潮水や、烈はげしい寒さとたたかって、たれかが一生けんめいはたらいている。ぼくはそのひとにほんとうに気の毒でそしてすまないような気がする。ぼくはそのひとのさいわいのためにいったいどうしたらいいのだろう。)“

(「九、ジョバンニの切符」より)

最初は目の前で起きていることに対する幸せを考えていたジョバンニでしたが、次第に銀河鉄道の行く先、そして終着駅の南十字(サウザンクロス)が天上への入り口だと理解すると、二人きりになったカムパネルラに対してこう言います。

“「カムパネルラ、また僕たち2人きりになったねえ、どこまでもどこまでも一緒に行こう。僕はもうあのさそりのようにほんとうにみんなの幸(さいわい)のためならば僕のからだなんか百ぺん灼いてもかまわない。」“

“「僕もうあんな大きな暗(やみ)の中だってこわくない。きっとみんなのほんとうのさいわいをさがしに行く。どこまでもどこまでも僕たちいっしょに進んでいこう」“

(「九、ジョバンニの切符」より)

ジョバンニは目が覚めてから、カムパネルラが川に落ちた友人のザネリを助けるために飛び込んだまま、四十五分経っても見つかっていない事実を知ったところで物語は終わりを迎えます。

銀河鉄道の夜は、宮沢賢治が20歳の時に亡くした最愛の妹への想いが込められていると言われています。

  • ・君といられた時間の幸せ
  • ・君を幸せに弔えなかった苦しみ
  • ・自分を犠牲にしてでも君を幸せにしたかった想い

銀河鉄道の夜に込められていた「幸せ(さいわい)」には、宮沢賢治のこのような妹に対する想いがあったのではと考えられています。

この幸せに対する想いを、あなたとパートナーの関係に置き換えてみたら…

パートナーと出会えたことの幸せ。
傍にいつもパートナーがいてくれる幸せ。

いつしか当たり前になっていたパートナーの存在を、改めて大切に想えるのではないでしょうか。そして、これからもずっとふたりで幸せな日々を過ごしていきたい。

そんな想いをプロポーズの言葉として、銀河鉄道の走るめがね橋を前に伝えてみてはいかがでしょうか?

Nana ゆびわ言葉®: きみといる幸せ で誓う、最高のプロポーズ

銀河鉄道の夜になぞらえてプロポーズで伝える「幸せ(さいわい)」の言葉。ぜひエンゲージリングにもあなたの想いを込めて、大切なパートナーに贈って頂けたらと思います。

銀河鉄道の夜空と同じ天の川をイメージして作られたNanaという指輪には、「きみといる幸せ」というゆびわ言葉 ® が存在します。

Nana ゆびわ言葉 ®︎: きみといる幸せ

いつまでもあなたの想いがパートナー様に届くように。そして、プロポーズの瞬間がおふたりの最高の思い出として残るように、AFFLUX(アフラックス)はささやかながらお手伝いをさせて頂きます。

AFFLUXは180種類のラインナップから無限大のオーダーメイドで「おふたりだけの指輪」を叶えます。そして、その大切な指輪を通じて生涯の幸せのお手伝いをさせて頂きます。

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