Interview【特集】インタビューをAFFLUX(アフラックス)でチェック!
舞台やドラマで役を演じる「役者」は、多くの人が憧れる職業。出本七瀬さんは、大学卒業と同時に役者の夢を追って上京。ほとんど知り合いのいない東京で少しずつ自分らしくステップアップすることで、現在は舞台やテレビなど、活躍のフィールドを広げています。
役者といえば、セリフとして「言葉」をあつかう職業でもあります。
言葉を仕事にする出本七瀬さんに、AFFLUX(アフラックス)のゆびわ言葉®はどう映るのでしょうか?
役者という夢、結婚という夢。26歳の等身大が詰まったインタビューをお届けします。
Instagram:izumotonanase
Twitter:@su7se
夢を追って、広島から単身上京
—役者というご職業、憧れる人も多くとても興味深いです。「役者になりたい」と思ったのはいつ頃でしょう?
子どもの頃からテレビが好きなテレビっ子でした。中学生になると、ドラマをたくさん観出したりしますよね。それで、興味を持ちました。と言っても、その時はあくまで「興味」です。部活も運動部に所属していました。
—それから、どういう経緯で「役者」になるための活動をはじめられたのですか?
その頃「役者」というのは、どこか漠然とした夢のような感じでした。勉強以外は部活。空手、バスケ、ソフトボール、テニスと、小学校から大学まで、ずっと運動ばかりやっていましたよ。
「オーディションに応募したい」と親に言ったことがありました。でも、反対されて、喧嘩になってしまった(笑)。未成年はオーディション受けるのに保護者の許可が必要なんです。「どうしてダメなの」と食い下がりましたが、両親は「安定した職業についてほしい」と言っていました。「役者」は売れなければ、食べていけませんし、心配するのも当然ですよね。
—とても娘思いなご両親なのですね。それから、どう説得したのでしょう?
実は、両親とは大学進学の時も衝突しました。私は芸術系の大学を志望していたのですが、親は反対。芸大は諦めて、栄養士の資格が取れる大学に通いました。
大学卒業後、就職しようと一度は就職活動をしました。でも、色々と調べていくうちに、どれも仕事にするには…と迷いはじめてしまった。「料理が好き」なことを理由に選んだ大学でしたが、料理を仕事することは考えられなかったんです。
そうして迷っているうちに、「役者になりたい」というずっと胸の奥に秘めていた思いに火がついた感じです。「やらないで後悔するんだったら、一度やってみたい」と、家族に話しました。
—未経験から「夢」を追って役者の道へ。勇気の必要な決断ですね!
親にも本当に「ごめんなさい」と思いながら伝えました。喧嘩は多かったけれど、いつも味方でいてくれる両親。親に言われたこともあり、私は学生の途中で一人暮らしを始めていました。その理由は、私はずっと実家暮らしで家事も掃除もしない(笑)。東京に行きたいと言いながら、生活がどうなっていくかもわからない状態でした。一人暮らしをさせてくれたのは、東京で生活をするための練習みたいなものだったと思っています。
最初は反対していた両親ですが、「これやるよ」「あれに出演するよ」と伝えると、たとえエキストラであっても録画してくれているんですよ。
—上京するときに不安はありませんでしたか?
めちゃくちゃ不安でしたよ。決めてしまってから、本当に不安になりました。憧れていた街でしたが、ほとんど知り合いもいませんし、家を探していたら家賃も高いし。上京した後も、「きたけれど、さあどうしよう」の状態でした(苦笑)
大変だけど、自分で選んだ道だから
—単身東京へ出て、夢だった役者の道を歩みだした出本さん。今はどんなことを考え、どんな目標に向かっていらっしゃいますか?
上京してちょうど3年で、年齢も26歳になりました。正直、焦りが少しあります。年齢的にも、“そろそろ色々考えないとね”というムードになりやすいタイミングだと思っています。特に、地元の友人は結婚して、子供を産み、どんどん親になっています。一方、東京では結婚も出産もこれからという感じもします。その狭間で、誰に言われるでもないけれど、焦りがないといえばウソになるのかな(苦笑)。それでも私はまだ今はお芝居に集中していたいと思っています。
▲「Le fil ゆびわ言葉®: 飾らない気持ち」
—上京したての頃や、初めて役を演じた時のことなど、覚えていらっしゃいますか?
初舞台は浅草の劇場でした。その前も自分でオーディションを見つけて応募していましたが、書類が通らなかったり、一次審査で落ちてしまったり。なかなかうまく行かないと感じていた時、縁があって劇場の方と知り合いになり、劇場主催の舞台のオーディションを受け、初めて合格しました。初舞台、吐きそうなほど緊張したことを覚えています。ノンバーバル(言語を使わない舞台)で、殺陣やダンスがメインの舞台。タップダンスにもその時初めて挑戦しました。その後も劇場さんとの付き合いは続き、何作品か主催演目を演じさせていただきました。
—現在は事務所に所属されているのですよね?
はい。劇場の主催演目の演出助手をしていた時に知り合った方の縁で、今の事務所に入りました。ちょうど、所属して1年くらい経ちます。
—ずっと憧れていた「役者」の活動。実際に「役者」になった今、どう感じていますか?
とても大変です。でもやっぱり自分で選んだやりたいことですから、苦には思いません。「役者」といっても、ただお芝居をしていればいいだけじゃなく、集客やチケット販売のための企画を考えることだってあります。それに、「役者」としてもっと大きな仕事がしたいと思っても、なかなかたどり着けず、悔しかったり、焦りがあったりします。ただ、一つ間違いなく言えるのは、楽しいということです。レッスンしている時も、台本見て考えている時も、とにかく楽しいです。
—「役者」出本七瀬の武器、チャームポイントはどんなところだと思いますか?
うーん実は模索中なんです。ちょうど先週、初めての先生のレッスンの時に頂いたのは、「基礎力の高さ」に対する評価でした。今後、自分が舞台出身であることも武器にできるかな?と考えています。舞台は遠くからでもわかるように動作を大きくしますが、どうやら私にはその癖が残っています。その癖をうまく利用できたら、自分だけの演技になるのかなあって。
芝居が上手い人はたくさんいるんです。だから、“強み”や“個性”があった方が、「この役だったら、この人だよね」と選んでもらいやすい。だから、自分らしい何かが掴めたら、何か変われるのかな?と思っています。
—現在26歳。今、出本さんの生活の中心は?
芝居ですね。映画を見たり、舞台を観たり、楽器をやっているバンドを聴きにいったり。芝居のためにいろんなものに触れることを意識しています。そういうのって、忙しくなったらできないことだと思うんです。映画も芝居も一人で観に行きますよ。今は「役者」としての活動と並行して、飲食店でのバイトをしています。バイトに行けなくなるくらい、お芝居の仕事ができるようになったらいいなと思っています。
▲「LAY ゆびわ言葉®: 輝く未来」。
—生活の中心になっている「役者」としての活動。出本さんにとって、演じるってどういうことですか?
うーん、まだまだなので偉そうなことは言えませんが、楽しいし、幸せな時間なことは間違いないです。うまく言葉にできませんね…
—これまで演じた中で、特に印象深い役やセリフとその理由を教えてください。
色んな役を演じさせていただきましたが、特に印象的だったのがオムニバスの舞台。一つの作品(公演)の中で色んな役を担当する舞台だったのですが、とても成長するきっかけになったと感じているものがあります。
私は「役者」ですが、目立つのがあまり好きではないという一面がありました。ですから、コメディー系の舞台でいかに即興で面白くするかというものが苦手だったんです。「やり切れていない」と稽古で言われ、自分でもわかっているのに、なかなか恥を捨て切れずもがいていた時期がありました。でもその公演の中で、「稽古でやって来たものを出そう」と急に吹っ切れました。そうして堂々と演じてみたら、自分で考えた演技をきちんと喜んでもらうことができたのです。その経験のおかげで、恥ずかしさや迷いを克服できました。自分の殻を破れたっていうのかな。去年の5月くらいのことです。
—すばらしいですね。いつでも自分の夢に向かってまっすぐな出本さん。出本さんにとって「結婚」とは?
結婚も「夢」ですよね。やはり、女性ですから。結婚に対してネガディブなイメージを抱く方もいますが、私は夢に近いくらいの憧れを持っていたいし、実際「憧れ」です。
—AFFLUXはブライダルリングのブランドです。私たちの指輪には「ゆびわ言葉®」が添えられているのですが、言葉を使って何かを表現するという点で、出本さんとの共通項を感じています。
「ゆびわ言葉®」を初めて知った時「そんなのあるんだ!」とテンションが上がりました。全部見させていただきましたよ。言葉っておまじないのようで、とても好きなんです。
—ありがとうございます。特に気になった「ゆびわ言葉®」を教えていただけますか?
3つ、特に印象に残ったものがあります。1つ目は「描いた夢」。「夢」は今、自分が追いかけているもの。先ほども申し上げた通り、私にとって結婚も「夢」。今はまだ役者の「夢」が強くて、結婚に現実味はなけれど、いつかは…という願望は絶えずあります。両親を見ていても、本当に信頼し合っているんだろうなと感じます。そういう関係性は憧れますよね。
▲「ma cherie ゆびわ言葉®: 描いた夢」のご試着風景。
▲「ma cherie ゆびわ言葉®: 描いた夢」マリッジリング。
2つ目は、「輝く未来」。自分が「これ」と思ったことや、「この人」と思った人と、先がわからなくても不安があっても、「楽しい」を積み重ねて行けたらいいと思うんです。それが輝く未来だと思う。そんな願望もあって、気になりました。
▲「LAY ゆびわ言葉®: 輝く未来」エンゲージリング。
3つ目は、「飾らない気持ち」です。飾らないままで、ずっといられるってとても素敵なことだと思うんです。それに、自分がそうでありたいと思う。結婚して誰かと一緒になっても、相手の存在を当たり前にしないでいつでも互いに飾らないままでずっといられたらいいな、と思います。
▲「Le fil ゆびわ言葉®: 飾らない気持ち」のご試着風景。
—「ゆびわ言葉®」のワンフレーズから、素敵なイメージを膨らませてくださって嬉しいです。実は、今回こんな指輪もご用意しているのですが…
—「Nana ゆびわ言葉®: きみといる幸せ」という、七夕をモチーフにしたAFFLUXの新作です。出本七瀬さんにぴったりの指輪と思い、内緒でお持ちしました。
えっ! これは……めちゃめちゃ嬉しいです(笑)。自分の名前が入った指輪なんて、みんなに教えたい、って気持ちになりますね。
—喜んで頂けて、私たちも嬉しいです。最後に、出本さんがご自身の演技やセリフといった表現でこれから伝えていきたいことを教えてください。
映画やドラマを見ていて、悲しくなったり嬉しくなったり、楽しくなったりしますよね。例えば、その日沈んでいたとしても、ドラマを見て元気になるという経験がある人も少なくないと思うんです。私は、私が演じるのが好きで「役者」でいるというのもありますが、自分の役で人の心を動かすことができたらと思っています。心が動く経験を与えられる表現を追求していきたいですね。
—心に長く秘めてきた「役者」という夢を諦めず、自分の行動で実現してきた出本さんの本日の言葉にも、心を動かされる人がたくさんいると思います。本日はありがとうございました。
あなたのお近くにある
アフラックスの店舗をぜひお探しください。