Interview【特集】インタビューをAFFLUX(アフラックス)でチェック!
2003年にグラビアモデルとして芸能界デビューしてから、16年。男装アイドルユニット風男塾のリーダーとしても活躍した“きゃんち”こと喜屋武ちあきさんが、自身の人生と結婚観についてたっぷり語ってくださいました。「今」だから話せるこれまでのことと、「今」だから考えたいこれからのこと。左手薬指にAFFLUXの指輪を輝かせるきゃんちさんの言葉をヒントに、自分が求める愛し方と愛され方を見つめてみませんか?
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“人気者”に憧れた子ども時代
-デビューして16年。きゃんちさんが“芸能界”に興味を持った背景を教えていただけますか?
わたし、小学生のときに人間関係でつまずいて、中学卒業までずっと友だちがいなかったんです。だから漠然と“人気者”に憧れがあったんですよね。「あの人はいつも周りにいっぱい人がいていいな」とか「あんな風に友だちとたくさんおしゃべりしてみたいな」とか…。当時は色々な妄想に助けられていたので、そのレパートリーの一つとして、芸能人として人気者になって周りの人がもっとフレンドリーに話しかけてくれるという妄想をしていました。
でも、本当になりたいと思っていたというよりは、みんな一度は考えるようなレベルだったと思いますね。一般少女の夢というか。人気者になることや
きらびやかなテレビ・雑誌の世界に憧れない人ってあまりいないんじゃないかと思います。
-少女の夢…。スカウトされて実際に実現できるかもしれないとなったときに、迷いはありませんでしたか?
実際に芸能事務所に入ったのは、結構大人になってから、18歳の頃でした。ちょっと重たい話になりますが、きっかけがあったんです。わたしは2003年2月にスカウトされ、その翌月の3月に母が亡くなりました。母はうつ病でした。きっと母は、自分が生きていくことの楽しさを見つけられなくなってしまったのだと思います。元気のない母を見て、母を亡くす経験をして、わたしは「人が生きていくための元気になりたい」と思うようになったんです。自分が頑張ることでたくさんの人にダイレクトに元気を与えることができるかもしれない場所……と、可能性を感じて芸能界に飛び込みました。
と言っても母を亡くしてすぐの頃のわたしはとても気落ちしていて、学校にも行かずにさめざめと泣いているような状態でした。母のことは、自分のせいでもあると思ってましたから。
-自分の元気がないときにも、たくさんの人を元気にしたいと思えるというのは…素晴らしいですね。なかなかできることではないと思います。
わたしは、自分が母の理想とする娘じゃなかったから、母が亡くなってしまったんじゃないかと思っていました。だから、その罪滅ぼしみたいな気持ちが出発点だったんです。自分の活動で母が生きていた意味を残してあげたかったし、それに加えて母のように苦しむ人を少なくしたいと思いました。それが自分の生きる願望に直接的につながり、芸能活動になったのだと思います。
「どんなこともいつかは笑って話せるようになるので
前向きに生きるべきである」
-「どんなこともいつかは笑って話せるようになるので前向きに生きるべきである」というのがきゃんちさんのモットーだとお聞きしました。
はい。これは大好きな『ふしぎ遊戯』という漫画に出てくるセリフなんです。主人公がピンチに陥った時に「生きてりゃあねえ!つらいことでもいつか笑って懐かしく話せる時が来るのよ!」と仲間が言葉をかけて主人公を救ってあげるんです。そのシーンとフレーズがずっと心に残っているんです。それはきっと、わたし自身つらい時期があったけれど、それを超えた先に素敵な経験をたくさんさせていただいたからだと思っています。今はつらかった“あの頃”も笑って話せるようになりました。諦めなくてよかったな。だから、今がつらいと感じてる人にも、前を向いて生きてほしいと思います。
-きゃんちさんはいつ頃からそう「前向き」になれたのでしょう。
わたしは子供の頃からアニメや漫画が好きだったんですが、デビュー後も好きなものがあるって素晴らしいよね、生きる糧になるよね!ということを積極的に発言していました。当時はまだ二次元オタクが今ほどポップな存在ではなかったので、そういった方は多くなかったように思います。
そうしたら、ガンダムを生んだ富野由悠季監督と一緒にお仕事をすることができたり、尊敬するクリエイターの方たちにお会いする機会がありました。こうして自分の中で夢が一つ一つ叶っていった瞬間があり、過去があるからこそ今の自分があるという前向きな気持ちになれた気がします。あの頃の自分に、頑張ればいいこともあるよって伝えてあげたいです。
そしてデビューして3年後にオタクアイドルユニット「中野腐女子シスターズ」の創立メンバーとして参加することになって。その後、同じメンバーで組まれた男装アイドルユニット「風男塾」が生まれました。わたしはそれまで歌もダンスも本当に苦手で、最初は不安すぎて裏では泣きながらステージに立っていたほどです。それが次第に、仲間と一緒にステージに立てるということに充実感を覚えていくんです。さらに、私たちが歌う歌はメッセージ性の強いものが多かったんですけど、それでお客さんに「頑張って生きようと思った」などのお言葉をいただけたることも嬉しかったです。なので、芸能活動をする中で、尊敬する方々やファンの皆さんとの出会いのおかげで前向きになれたんだと思います。
-「風男塾」卒業後は、グラビアも続けながら司会者、そしてヨガインストラクターなどの活動をされていますね。これから先はどんな未来をイメージしていらっしゃいますか?
実は最近まで自分の中でずっとモヤモヤと悩んでいたんです。風男塾の卒業後、本当に自分がやりたいことは何だったのか見失ってしまって。それで色々悩んだり、自分の中をさかのぼってみて、結局たどり着いたのが風男塾の活動のテーマでもある「人を元気にすること」でした。
今は、芸能活動16年目にして大きな転換期だと感じています。一度原点に立ち戻らなければ、芸能だけではなく、これからの人生に向かっていけない気がしたんです。
それで、今年に入って、母のことや自分の経験を文章にまとめる作業を開始しました。とてもデリケートな部分を含む話ではあるけれど、書いて伝えることで誰かに元気を与えることもできるかな? と。
-整理整頓と清算のような作業ですね。
そうですね。去年は私自身ほんとうに元気が無くて。一番ひどいときは、何もやる気が起きず、ベッドから起き上がれないという時期も。そんな状態で、自分がこれから何を生きがいにしていきたいのか、という答えをずっと頭の中で探し続けていました。
そして、そう見えないとよく言われるのですが、自分に内向的なマインドがあることを改めて発見して、根本から変えていきたいと思いました。
それで、思い切って「story.jp」などにアウトプットを始めたんです。個人SNS でも、毎日アウトプットする。インプットもするけれど毎日何かを考えて、発信して、最終的には自分の発信で人を元気にすることをやりたい!と思っています。
特に今は「健康」についてですね。今は医療も発達していて皆さん長生きする時代じゃないですか。で、どこか痛いとか、病気してるとか、そういう健康が損なわれた状態で生きるのって嫌ですよね。それはフィジカルもメンタルも、両方なんですけど。自分のことをよく理解して、ケアできている人ってすごい少ない気がしています。
特にわたしは自分の母が病んじゃったタイプなので、人の元気をサポートすることにとても興味があって、ヨガインストラクターの資格や、健康リズムカウンセラーという資格を取りました。
ここからは、今までの自分にとらわれず、本当にやりたいことをノンチャンネルでやっていくつもりです。もちろん、もし結婚したとしても続けていくライフワークにしていきたいです。
芸能活動は「自分が売れること」が目的のようなイメージがあるかもしれません。けれどわたしの場合は、活動を通して人を助けたりサポートしたりしたいという気持ちが強いということに、やっと気が付きました。
-16年の芸能生活、きゃんちさんにとって人間成長の場となっていますでしょうか。
はい。ちょっと前までのわたしは、自分自身を変に器用にコントロールしてしまって、素直な気持ちを表現できない人間でした。嫌われるのが怖くて、自分ではそうと思っていなかったけれど人を受け入れられていなかった。ただ、最近改めてゼロから人としてやり直すつもりで取り組んでいます。
次の課題は素直になること。素直になるって難しいんです。自分の弱い部分を直視して、本当の自分を認めないといけませんから。でもやっと最近、そういう“怖さ”とか“自分の殻”を少し捨てられたかなと。
-無防備な、素直な自分をさらけ出すことは、すごく怖いことですよね…
格好悪い自分や本当にダメな自分を知ることは怖いですよね。つらいですよね。でも、人生があまりうまくいっていない時期にたくさん考えた結果が「意地をはらなくていい」ということだったんです。助けてもらいたいときは助けてもらいたいと伝える。そして、周囲を信じて頼るってとても大事なことだと思います。
自分が想う人に、想われる自分になること
-きゃんちさんが思う、「モテ」について教えてください。結婚世代に必要な「モテ」ってなんでしょう?
「モテる」というのは、結局のところたくさんの人からお誘いをされることではないと思います。自分が想う人に、想われること。これが本当のモテなんじゃないかな。って、これは知り合いの人が言っていて、確かに!って思った言葉なんですけどね。実際、難しいことだと思います。自分が想う人に想われる、「両想い」なんてもはや奇跡ですよね。
-そうなるために、どんな努力が必要だと思いますか?
「自分を磨く」ことかと。人と生きる選択にしても、一人で生きる選択にしても自分に向き合っておくことは確実に無駄にならないので。
わたしは結婚すること=絶対的な幸せ。ではないと思っています。今は、幸せの形にも多様性があって、それは今後も加速していくと。それに、物語と違って生きているうちに味わえる「ハッピーエンド」なんて存在しないと思っていて…(だって、「ハッピーエンド」は人生の終わりに思うことじゃないですか)。
ただ、自分を磨いて自立しているその上で、特別な人と出会って、お互いを助け合い支え合いたいと思える幸せも、少なからず存在するんじゃないかと思います。
とにかく、自分で自分を愛せない人間を誰も好きになってくれないんじゃないかなと思うので、自分自身が愛せる自分でいるための努力が必要だと思います。
-理想のプロポーズ、ぜひ教えてください。
プロポーズの前に…実はわたし、最近まで結婚に対してネガティブなイメージしかなかったんです。
そもそもアイドルとして活動していた時期が長かったので、やっぱり自分のことを異性として好意を持って見てくれるファンの方もいるわけで。そうなると結婚っていう幸せを追い求めるということは、つまり誰かを悲しませることでもあるわけですよね…。グループとして周りに迷惑をかけることもつらかったので、プロとして恋愛は二の次三の次という意識でいました。
それから、たまたまそういう環境にあったというだけなんですが、周囲で幸せな結婚生活を送っているという話を聞くことがあまりなくて。結婚してる人から聞くのは、愚痴や、我慢のこと。だから、愛し合って結婚しても、絶対にうまくいかなくなってしまうものなんだと悲観的に考えていました。
でも、最近友達に「周りに幸せな結婚のモデルケースがないだけなんじゃない?自分は結婚してよかったと思ってるよ」と言われ、あれ?もしかしたら環境のせいで自分の考えが変に凝り固まってしまっているのでは、と自然に思えた瞬間がありました。よく観察したら、すごいことに気づいたんです!
SNSでもポジティブな意見はネガティブな意見よりも少ない。それに、ネガティブなワードの方がポジティブなワードよりも強く人の心に響くんです。それを踏まえて今度は見方を変えてみたら、実際幸せだっていう人もいっぱいいて。それで思ったことは、みんなもっと惚気てくれていいのに!って。ポジティブなことをたくさん口にすると、精神的にも安定するといいますし。
肝心のプロポーズですが…すみません、なんでも嬉しいです。これから一生添い遂げていこうと考え、決断して、申し込んでくれるってすごいことじゃないですか。わたしはこれまで結婚に対してネガティブだった分、プロポーズされたらとか、結婚とか考えるだけで胸が熱いです。
指輪!?チータラを輪っかにしたものでも嬉しいです!…は嘘ですね、ちゃんとしたキラキラの指輪、憧れてます。
関係性は、ふたりでつくっていくもの
-結婚するふたりに必要なブライダルリング。AFFLUXの指輪は「離婚できない指輪」というテーマがあり、一つひとつに「ゆびわ言葉 ®」が存在するんです。
「ゆびわ言葉 ®」素敵ですね。言葉とデザインと両方あるから、選ぶのが大変です。例えば「愛され主義」は言葉がいいですね。つよくて可憐な女性に着けてほしいなあ。「愛しきひと」はデザインが素敵。「きみに首ったけ」もいいですね!
▲ 「N.E.K.O.2 ゆびわ言葉 ®︎: きみに首ったけ」パーフェクトセットリング。
初めて左手の薬指に指輪を着けたので、とても新鮮な気分です。改めて、婚約指輪を贈るって本当にすごいことだなと思わされます。「わたしの宝物」という指輪がありますが、こちらも言葉が素敵ですね。結婚は、お互いがお互いを一生宝物にするような関係性なんでしょうね。
▲ 「tesoro ゆびわ言葉 ®︎: わたしの宝物」パーフェクトセットリング。
-そのふたりの一生のお供を、AFFLUXの指輪でさせていただきたいんです。
AFFLUXさんの指輪は一つひとつにメッセージが込められていて、指輪を見ることで忘れがちなこととか、いつになっても最初の頃の気持ちを思い出せる気がします。
先ほど「離婚」というワードがありましたが、今って結婚した後にお互いの事情があってすれ違ってしまったり、最初の頃に感じていたことが薄れてしまったりして、足場を失うような感覚を持つ人が増えているというのを結婚に限らず何事においても感じます。わたしは「初心を大切にする」というのはとても大事なことだと思っています。いつかの気持ちを思い出すことができる「ゆびわ言葉 ®」、すごく素敵ですよね。AFFLUXの指輪は、おふたりの鎹(かすがい)になるというか、ふたりの心をつなぎとめるものになれるのだろうと感じました。
-AFFLUXの指輪が、おふたりの鎹(かすがい)に。素敵なお言葉、ありがとうございます。
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