08月 10, 2016
書籍
今回紹介する本は、佐藤源次郎著 「宝飾技法 -貴金属指輪の作り方ー 」です。古い本なので絶版だと思います。
彫金本の中で作り方の説明をしたものはたくさんありますが、自分にとってはこの本が一番役に立ちました。
この本の優れているところは実際制作するために必要な寸法が記載されていることです。
これは大変ありがたいことで実際の寸法があるでとりあえず迷わず作業を進めていけます。
加工手順もなんとなくそうだろうなと考えていてもやってみるとなかなか難しく上手くいかないことがおおい。しかし実寸が記載されていることでその通りやれば、きっちりかたちになってくれます。
この本と出会ってからは時間さえあれば何度もリングを作ってみて、 完成品を検証し自分なりの作り方をかたちにしていきました。
今ではCADでリングを作ることが多いようですが、どのようにしたら リングが出来ていくのかを知ることで新しい表現方法の種になると思っています。
ジュエリードクター 清水