神前式の人気

日本古来の宗教である「神道」の流れを汲む挙式の方法として、神前式があります。古くから、結婚とは家族同士の結びつきであると考えられおり、その概念にならい神前式では神職と巫女が両家の縁を結ぶ役割を果たします。

神前式そのものの歴史は100年程度と意外と短いものの、教会式や人前式と一線を画す厳かな雰囲気や、伝統的なスタイルを好まれる方に人気となっています。ここでは、結婚式の形式を選ぶ際に役立つ、神前式の魅力と流れについてお伝えします。これから結婚準備をされる方は、ぜひ参考にしてみて下さい。

神前式の式次第

神前式には、「式次第」と呼ばれる式の流れが存在します。ここでは、式次第の一例をお伝えしますので、神前式のイメージを膨らませてみて下さい。

手水の儀

初詣などのお参りで神社へ行く際に馴染みのある手水の儀。水で手をすすぐことにより、心身を清める意味が込められています。

参進の儀～昇殿

神職・巫女に先導され、新郎新婦と参列者全員が境内「細殿」へ歩きます。神前式の印象的なシーンとして思い浮かべる方も多いでしょう。

修祓

式に臨む前の儀式として、神職により斎場や祭具、新郎新婦と参列者を清めるためのお祓いが行われます。

献饌

神饌と呼ばれるお食事を神様にお供えする儀式。この日を迎えられたことを感謝し、丁寧な所作を心掛けましょう。

斎主祝詞奏上

新郎新婦の結婚を報告すると同時に、ふたりの末長い幸せが続くようにという想いを込めて、神職が祈りを捧げます。

三三九度の盃の儀

神前にお供えした御神酒で盃を交わすことにより、夫婦の永遠の契りを結ぶという儀式。もともとは、三段に重ねられた大きさの異なる盃を新郎新婦で、上から順に交互に三回、合計九回いただく作法でしたが、近年では異なる作法が用いられることもあります。

指輪交換

神前式において指輪交換は宗教的な儀式ではないものの、ほとんどの神社では演出の一つとして取り入れることができます。

誓詞奉読

今後の結婚生活において、苦楽を共にし、互いに支え合い歩んでゆくことを新郎新婦が大神様に誓います。

玉串拝礼

「人間と神様を結ぶ」という意味が込められた玉串を神前に捧げ、新郎新婦に合わせて参列者全員で拝礼します。

五十鈴の儀

新郎新婦の門出となる結婚を祝い、巫女が鈴の音を鳴らします。日本古来の清らかな響きに包まれ、喜びもひとしおとなることでしょう。

親族結盃の儀

親族結盃の儀は、両家が親族として結ばれることを祝福する儀式。巫女が御神酒を注ぎ、親族全員で御神酒の盃を交わします。

斎主挨拶

最後に、新郎新婦の結婚を祝福し、斎主より挨拶が行われます。式次第の一般的な流れは以上となりますが、その後に披露宴を執り行うこともできます。

神前式での指輪交換に備えて

神前式で指輪交換を行う場合、結婚準備に「指輪選び」が加わります。しかし、式の準備は想像以上に忙しく、平行して指輪選びを行うのは意外に大変だと感じてしまう方が多いもの。結婚指輪は挙式の舞台で輝くのはもちろんのこと、これから先もおふたりと共に過ごす大切な存在となります。「焦って失敗した」というハプニングだけは避けたいですよね。
そこで、婚約指輪・結婚指輪のAFFLUX（アフラックス）では、「好みのデザイン かつ 着け心地の良い指輪」を余裕をもって見つけて頂くために、指輪の準備を挙式の半年前から始めることをお勧めしております。

「上賀茂神社の指輪」 – 神道のモチーフを取り入れた結婚指輪のこと

日本古来の文化や伝統を感じられ、趣のある神前式。そんな式のスタイルに合わせて指輪を選ばれたいという方もおられるでしょう。そんな方にとって、和装との相性の良さ、そして式との一体感を感じられる指輪との出会いが理想的かもしれませんね。

AFFLUXの指輪には、世界文化遺産である上賀茂神社とコラボレーションしたデザイン「Auhi ゆびわ言葉 ®: 繋がり結ぶ」「IKAZUCHI ゆびわ言葉 ®: 賀茂の守護神」が存在します。特製のリングケースと合わせ、神前式で執り行う結婚式の喜びや感動をより一層深めてくれる、「和」の美しさを堪能して頂けます。
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