指輪交換というセレモニー

永遠の愛を誓い、お互いに結婚指輪の交換をする。結婚式には欠かせない感動的なセレモニーですね。実はこの指輪交換、人と人を結び付けてきた長い歴史を持つ儀式なんです。今回のWedding Newsは、指輪交換の意味や歴史について見ていきたいと思います。

なぜ結婚式で指輪交換をするのか？

そもそも指輪交換にはなんの意味がある？

指輪交換には「お互いがお互いを愛し、慈しむ」という誓いを形にして永遠に残すという意味があります。また、愛の証として指輪をつけるかたわら、家同士のつながりを証明するものとしても指輪は用いられていました。

指輪交換の歴史

指輪交換の由来は古代ローマが発祥です。もともと指輪は、花嫁をもらう男側の父が、花嫁の家に渡す金品のような役目だったのです。つまり、花嫁と指輪を交換するような儀式でした。その後9世紀頃から結婚指輪を交換する風習が一般化し、「花婿は花嫁に金の指輪を、花嫁は花婿に鉄の指輪を贈って交換している」という記述が11世紀の文献で見つかっています。次第に結婚指輪の交換が結婚の誓いとしてヨーロッパ各地で広がっていき、13世紀には現在と同じように結婚の儀式として指輪交換が行なわれるようになりました。

また、中世ヨーロッパでは指輪に関してさまざまな言い伝えもあります。ドイツでは、花嫁が結婚指輪をはずしてしまうと、家庭に不幸がやってきて夫の愛も冷めてしまうという言い伝えもあるそうです。そんな言い伝えが広まるほど、結婚指輪に夫婦の繋がりという意味が込められているのですね。

人と人を繋げる指輪

歴史的にみると用途は少しづつ変わってきているものの、指輪は昔から人と人を繋いできました。結婚式だけでなく、その後の人生でもおふたりを繋いでくれる大切な指輪。ぜひおふたりらしい、オンリーワンの指輪選びを叶えましょう。

また、気になるのが結婚式当日の指輪交換のやり方でしょう。こちらのWedding News過去記事も参考までにご覧ください。

●結婚式での指輪交換のやり方

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