和婚といっても様式は一つではない

和婚とは、日本ならではの結婚式の様式のことです。和婚と聞くと、神社などで行う神前式を想像される方が多いはず。でも、日本には「仏前式」という結婚式のかたちがあることをご存知でしょうか？

日本では、古くから仏教が信仰されてきました。その仏教にもとづき仏様の前で行う結婚式が仏前式です。仏教では、「結婚するふたりは生まれ変わってもまた結ばれる」という教えがあります。永遠に結ばれる幸せな結婚に導いてくれた先祖や仏様に感謝し、結婚の報告をする。仏前式にはそんな大事な意味が込められています。基本的には、新郎新婦が信仰する宗派にもとづいて行われることが多いようです。

仏前式の流れ

1 入場

参列者が寺のお堂に通され、媒酌人先導のもと新郎新婦が入場します。そして最後に仏前式を進行する僧侶が入場します。

2 敬白文朗読（けいびゃくもんろうどく）

僧侶が焼香をして心や体の穢れを浄化したのち、敬百文（けいびゃくもん）という言葉を読み上げます。この言葉は、仏や先祖に新郎新婦の結婚を報告する為の文言です。

3 念珠（ねんじゅ）の授与

僧侶から新郎新婦へ念珠が渡されます。新郎には白い房の念珠。新婦には赤い房の念珠が渡されます。それぞれ念珠をかけ合掌します。

4 指輪の交換（編注：本来は指輪の交換がされていなかった）

本来の流れでは行われていませんでしたが、最近では仏前式の中でも指輪の交換が行われる多いです。新郎から新婦へ、新婦から新郎へ。それぞれ指輪を薬指に贈ります。

5 司婚の儀（しこんのぎ）

僧侶が新郎新婦に結婚の誓いを求め、「誓います」という言葉にて答えます。その後、誓詞（せいし）という誓いの言葉を新郎新婦が読み上げます。代わりに媒酌人が読み上げることもあるようです。

6 新郎新婦の焼香（しょうこう）

新郎新婦は焼香し、合掌します。

7 式杯

新郎新婦がお神酒（おみき）を飲み交わし、夫婦の契りを結ぶ儀式です。神前式の三々九度と同じ儀式となります。

8 親族固めの杯

参列者全員起立し、配られた杯を三回に分けて飲み干してから合掌します。

9 法話

僧侶から、お祝いの言葉と結婚に関する大切な教えを述べてくれます。

10 退場

最後に合掌、礼拝し、順にお堂から退場します。

和の心を大切にした結婚式

「和」を大切にした結婚式は、日本人ならではの繊細な心が感じられるものとなるでしょう。日本人らしい和の心を、是非指輪にも取り入れてみてはいかがでしょうか。今回ご紹介するAFFLUX（アフラックス）の指輪は、「LOTUS ゆびわ言葉®：ありのままで」です。

日本や仏教にも縁深い、蓮の花をモチーフにデザインされた指輪です。「ありのままの姿でおふたりが幸せに過ごせますように。」そんな想いを込めて造られた、蓮の花の優しさが感じられる指輪です。

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