ゲストへの心遣いを踏まえた「結婚式の料理選び」

前回は結婚式においてよく選ばれる料理の種類についてご紹介いたしました。おふたりの想いが詰まった結婚式ですので、自分たちが好きな料理、こだわりのレシピ、思い出の料理などをメニューに組み込むのはとても大切ですよね。

しかし一方で、ゲストに振る舞う料理は一人一人に伝える「ありがとう」の言葉の代わりでもあり、おふたりからの感謝を込めた「おもてなし」と位置づけられます。そこで今回は、料理を選ぶ際のゲストへの心遣いについてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

ゲストの層を考える

お子様からお年寄りの方まで幅広い年齢層の方を招待する場合、ゲストの傾向に合わせた料理選びが大切です。例えば、お子様のゲストが多いのに、中華の辛い料理が多かったり、殻を取る料理が多かったりすると大変ですよね。また、お年寄りは日本食のように味付けが薄い物の方を好まれる傾向にあり、味付けの濃い料理を避けるといった気配りが喜ばれるでしょう。
また、ゲスト層以外に注意しなければならないのが、アレルギーや宗教上の問題。ゲストの中に配慮が必要な方がいた場合、別メニューなどを作って対応する必要があるため、アレルギーや食べられない食材があれば書いてもらうよう、招待状に一言添えておくと良いでしょう。また、該当する方には、詳細について個別に確認を取っておくとより安心です。

試食

「式場の料理の味に定評があるから」という理由などで試食を省いてしまった場合、後々「想像していた味と違った」、「量が足りない」といった思わぬ状況を招いてしまうこともあるでしょう。そのため、料理の盛り付けや味に満足してもらえるか、食べづらいものはないか、ゲスト目線で確認するためにもあらかじめ選んだコースを試食しておくと安心です。その際、合わせてお皿の柄、デザインなども確認し、アレンジがあれば加えてみると良いでしょう。

みんなで分かち合う「幸せ」

見た目も華やかで美味しい料理の数々は、新郎新婦の幸せな門出にふさわしい最高の食事。和やかな雰囲気の中、大切なゲストととともに楽しむ料理の味は「幸せの味」としておふたりの思い出に記憶されることでしょう。
また、ゲストの方々にとっても、新郎新婦の喜び溢れる姿を目に焼き付けながら食べる料理はきっと格別だと感じられるはずです。みんなで分かち合う「幸せ」の料理であり、ゲストお一人おひとりに目一杯楽しんでもらえるよう、ぜひ「心遣い」を大切にしたいですね。

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