婚約指輪、結婚指輪のアームの形状

初めて指輪を買う方が宝飾店に行くと、技巧を凝らした様々なかたちの指輪に圧倒されることがあります。加工技術の進歩によって、製造の難しいかたちの指輪も作られるようになり、店頭には様々なデザインの指輪が並ぶようになったためです。そんな数多い種類の中から、特別な一点を見つけ出せたら嬉しいですよね。

指輪選びの際、「かたち」や「デザイン」は、見た目の印象を決めるという意味において重要です。しかし、指輪のかたちと関わりが深く、指輪選びの大前提として考えて欲しいこととして、「着け心地」があります。緻密な加工の施された指輪でも、基本形状はいくつかのタイプに大別され、それぞれ着け心地にもちがいがあります。こうした点を覚えておくと、指輪選びがぐっと楽になりますよ。

基本的な形状のちがいとして抑えておきたいものに「平打ち」と「甲丸」（および、それらのバリエーション）があります。指輪を選ぶ前に、最低限この二つの違いは押さえておかないと、「指に吸い付くようなフィット感のある指輪」になかなか出会えないかもしれません。

婚約指輪・結婚指輪の隔てなく、指輪の基本形状は同じですので、一度覚えておけばずっと役に立つ知識です。今後、特別な記念日にアニバーサリージュエリーとして指輪を贈る際にも、参考にしてくださいね。

アームとは？

指輪の中で、指を通す輪の部分を「アーム」と呼びます。ここから説明していくのは「アームの形状」の種類についてです。

平打ちのリング

アームの表面が平たく、シャープなフォルムが印象的です。昔から人気の形状の一つですが、中でも男性からの支持が高いと言われています。平打ちのリングは、指輪の幅や分厚さによって着け心地が大きく異なるので、しっとりと指に馴染むものを見つけましょう。

甲丸のリング

アームの表面に凸型の丸みを帯びており、柔らかなカーブが特徴です。現在では指輪の基本形と呼ばれており、何十年と共にする婚約指輪、結婚指輪を選ぶ上で、「飽きのこないフォルム」であると人気を得ています。平打ちの指輪は角が当たるので、甲丸の方が着け心地が良いという方が多いですが、中にはフィット感に物足りなさを感じてしまう方もおられます。着け心地が良いだけでなく、しっかりとフィットするものを見つけることが大切です。

甲丸のバリエーション

甲丸には、いくつかのバリエーションがあります。同じ甲丸であっても、バリエーションによって見た目の印象や、着け心地にちがいがあるため、特徴を覚えておくと良いでしょう。

内甲丸のリング

平打ちと同様にアームの表面は平たく、指に触れるアームの内側だけが甲丸仕上げ（凸型）の指輪です。内側に丸みがあるため、指に馴染やすく、着け心地が良いと感じる人が多いです。ただし、仕上げの形状によってはフィット感が足りず、指輪が外れやすくなってしまうこともあるので気をつけましょう。

逆甲丸のリング

甲丸とは反対に、中央が窪んだ形をしています。窪みによって、上下に二本のラインが浮かび上がる様なデザインが特徴です。スタイリッシュかつ、存在感のある形状なので、手元のアクセントにしたいという方におすすめです。

AFFLUXのブライダルリングは「台形内甲丸」

甲丸や内甲丸の弱点は、着け心地に優れるものの、指から外れやすいという点です。お互いが離れていても、相手との結びつきを感じられる存在である「婚約指輪」「結婚指輪」ですから、外れやすさは大きな不安要素となりますよね。これを解決するため、AFFLUX（アフラックス）では「台形内甲丸」の指輪を創り出しました。

一般的に、内甲丸といえば内側は丸い形をしていますが、AFFLUXの指輪は内側にほんの少し平たい部分があります。断面が台形に見えるため、このような名が付きました。

指輪が落ちてしまう、くるくる回るといったことを防ぐには、指輪と指の接する面積を増やすことが大切です。台形内甲丸のリングは、内側の平たい部分が指と接するため、好い着け心地と適度なフィット感を両立し、吸い付くように指に馴染みます。

私たちの体は日々変化するため、同じ指輪でも「きつい」「ゆるい」といった違いを感じることが少なくありません。一日中立ち仕事をした後や、お酒を飲みすぎた次の日に、指の「むくみ」が生じ、指輪がきついと感じてしまう方もおられるでしょう。指を締め付ける痛みや違和感は、指輪との生活を億劫に感じる原因となってしまいます。台形内甲丸のリングは、体の変化を感じさせない自然なフィット感を保ち、どんな時でも最高の着け心地を叶えてくれます。

「いつまでも身に着けていたい」そう思えるのが、特別な指輪の証です。おふたりの深い愛情、強い絆のように、指にぴったりと馴染む指輪を見つけ出して下さいね。お互いが側にいるような温もり、そしてそっと手を握り合うような喜びを感じられる指輪が、きっと待っているはずですよ。

参考記事

・指輪のサイズ、測り方をご存知ですか？
・結婚指輪におけるストレートとウェーブの違い

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