名古屋の結婚式ってどんな内容？

皆さまも一度は耳にしたことがないでしょうか？名古屋の結婚式は派手な風習が多くて独特だというお話。たしかにひと昔前までは、大量の花嫁道具を積んだトラックが街を走っていたり、結納には豪華な金品が多く見られました。

でも、時代の移り変わりとともに、少しづつ名古屋の結婚式も落ち着いたものに変化しています。今では、昔のように花嫁道具を大量に積んだ派手なトラックや、豪華な結納を見かける機会も少ないでしょう。とはいえ、名古屋ならではの風習は、今でも結婚式に取り入れられています。

独特の風習がある名古屋の結婚式

お菓子まき

名古屋の結婚式で良く見られるのが「お菓子まき」です。もともとは、花嫁が結婚式の日に実家を出発する際に行なわれていました。実家の二階から、たくさんのお菓子を近所の方々に向けて放り投げる、とても盛大な風習でした。

現在では、結婚式の中で参列ゲストに向けて行なわれることが多くなりました。挙式後のフリータイムや披露宴の中で、新郎新婦が行なうパターンが多いでしょう。ご両親も参加して、盛大に行うのもおすすめですね。

ひつまぶし

名古屋のご当地グルメと言えば、ひつまぶしや手羽先、きしめん、エビフライなどがイメージされるでしょう。昔から披露宴の料理にも取り入れられてきました。その中でも、とくに高価なご当地グルメ「ひつまぶし」は、結婚式の料理で今も見かけることが多い料理です。

ご飯に鰻が添えられたお椀が配膳され、海苔やワサビなどの薬味がテーブルに準備されます。旨みたっぷりのだし汁をお好みで注いで、名古屋名物を心ゆくまで堪能して頂く・・・。他県からの参列者様にも、思い出に残るおもてなしとなるでしょう。

名披露目（なびろめ）

ゲストへの引出物に入れられる品物。メインの品となる記念品、感謝を込めたお菓子。そして縁起物と言われる品物が添えられます。この縁起物が、名古屋（東海圏）では「名披露目（なびろめ）」と呼ばれます。

縁起の良い物で用意するという内容は縁起物と変わらないのですが、特徴的なのは品物にかけられる熨斗（のし）です。新郎新婦の名前を、参列して頂いた皆様に披露したい。そんな想いから、縁起物の熨斗に新郎新婦の名前が記されています。名前をお披露目する品ということで、名披露目と言われるようになりました。

その土地の文化や風習を大切に

結婚式では、その土地ならではの文化や風習が感じられることも多いはず。そんなひとときは、これから新郎新婦が生活していく土地の文化を体感しているとも言えるでしょう。おふたりの未来がちょっぴりイメージ出来る、その土地ならではの風習を取り入れた結婚式も素敵ですよね。

過去のWedding Newsには、さまざまな土地の風習が分かる記事もアップされています。その土地ならではの結婚式の風習に、ぜひ触れてみて下さいね。

・北海道の結婚式について
・香川の結婚式について
・長崎の結婚式について
・沖縄の結婚式について

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