Ring Story「ゆびわ言葉®」で繋がる愛の物語をAFFLUX(アフラックス)でチェック!
「そろそろ、結婚しようか」
年明け。
初詣や実家への顔出しが終わり、ようやくお互い落ち着いてきた頃、一緒に住んでいる彼氏の葉(よう)は何気なくそう言った。
「…うん」
同棲をはじめて3年。
突然の台詞に驚いたけれど、前から結婚したいと思っていた私は、彼の提案をすぐに受け入れた。
それから、婚約指輪を買うことになった。
彼が何でもいいよ、と言ってくれたので、私は前から憧れていた女優さんが結婚相手にもらったという指輪を探した。
芸能人でも美人でもない地味な私には不釣り合いなものだとは思ってる。
でも、せめて一度きりの婚約指輪なら、キラキラしたものを選びたいから。
…そう思っていたけど。
「さ、300万円…」
お店で値段を見て、私は思わず固まってしまった。
指輪の値段は給料の3か月分、なんて言葉があるけど、3か月分なんて優に超えた値段だ。
地方公務員の私と彼では、とてもじゃないけどこんなに高い指輪を買うことはできない。
諦めて、別の指輪を探すことにした。
「これ、いいなあ」
『Wonderful Days ゆびわ言葉: 感動の日常』というリングを見つけたのは、家で次の候補となる指輪を探していたときだった。
「『ゆびわ言葉には「大切な人と過ごす毎日が、何より特別で素晴らしいことでありますように。」という想いが込められています。 』…かあ。素敵だなあ」
女優さんが貰ったリングのようなキラキラと、ゆびわ言葉に惹かれた私は、おそるおそる値段を確認する。
183万5千円…。
300万円より安いとはいえ、やっぱり高い。
「どうしよう…」
しばらく迷ったけど、ダメ元で相談してみることにした。
次の日の夕食後、私は葉にこう切り出す。
「あのね、葉。婚約指輪、これがいいんだけど…どうかな?」
葉に『Wonderful Days ゆびわ言葉: 感動の日常』のページを見せると、葉は黙ってそのページを見た。
当然、値段もチェックする。
「だめかな…」
何も言われないことに却って自信がなくなり、私は小さく呟く。
すると彼は、私の方を見て一言、「わかった」と言った。
「え?」
「これにしよう。高いけど、頑張って出す」
「い、いいの? ほんとに?」
本当にダメ元で聞いたから、聞いた私の方がびっくりした。
どうしていいって言ってくれたんだろう…。
理由を尋ねると、彼はこんなことを話してくれた。
「一緒に住む前…初めて付き合った大学生のとき、俺、朱里(じゅり)のこと突き放して振ったでしょ。もっと刺激的な恋愛がしたいとか、馬鹿なこと言って」
「…うん」
「でも、刺激を求めた結果、株に手を出して失敗した。
そうして何もかも失って…その時やっと気づいたんだ。刺激的じゃなくても、寄り添ってくれる人が側にいることが、どれだけ大切なことだったか」
20歳のとき、私は葉と付き合い、そして振られた。
それからしばらくの間、彼は起業したり株を始めたりしていて、私と会うことはなかったけど…。
3年前、事業に失敗して公務員となった彼と職場で再会してから、私たちはまた、惹かれ合うようになった。
「また朱里と年を越せて、改めて思ったんだ。これから一年、そしてその先もずっと、こんな毎日を過ごしたいって。
たくさん迷惑かけといて、今更だけど、さ」
「葉…」
「これからは、ずっと朱里の側で、朱里のためにできることをしたいんだ。
行きたいところがあれば連れていきたいし、任せっきりだった家事も一緒にやっていきたいし、朱里が疲れた時は休ませてあげたい。
朱里が本当に欲しい指輪をちゃんとプレゼントして、楽しい時も大変な時も、ずっと一緒に歩いていきたい」
だから、この指輪でいいんだ。
そんな葉の言葉に感動して、私は思わず彼に抱きついてしまった。
同棲をはじめてから、再び彼と過ごせる一日一日が、すごく幸せだった。
でも、彼の側にいるのが私でいいのか、いつも不安だった。
私以外の人の方が、彼の毎日をもっと刺激的で素敵なものにできるんじゃないか…ずっと不安に思っていたことを、今、葉は否定してくれて、私と一緒にいたいと言ってくれた。
「嬉しい。ありがとう、葉」
これからもずっと、彼と毎日を過ごしたい。
楽しい時も大変な時も、二人でいられれば、きっと幸せだと思うから。
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