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Ring Story

Fedi ゆびわ言葉 ®: 永遠の誓い

2019.07.31

「うーん…」

家に帰ると、妻の真美(マミ)が、今度購入する予定の結婚指輪が載っているページを見ながらうんうん唸っていた。

「どしたの?」

声をかけると、妻は声通りの困った顔で俺の方を振り向き、言う。

「結婚指輪、これがいいと思ってたんだけど…」
「うん」
「こういう二層になっているリングはサイズ直しができないらしくて、どうしようかなあって。
ずっと着けていたいから、いざとなった時に直せる指輪がいいんだよね」
「あー…なるほど」
「でもなぁ…デザインはこれがいいんだよねー…」

デザインを取るか、アフターサービスの充実を取るかで真剣に悩むマミ。
いつか何かの雑誌で初めて見てから、結婚指輪は二層になっているデザインのものにすると決めていたらしい。
理由はわからないけど、異論はない。
俺はマミが望む指輪を着けられれば、それだけで幸せだから。


俺とマミが出会ったきっかけは、共通の趣味であるボルダリングだった。

俺が通っているボルダリングジムに、ある日マミが入会してきた。
ボルダリングが流行ってから早数年…俺が始めた頃は数が少なかったボルダリング専用のジムも、今やあちこちで見かけるようになった。
ブームになってからは、女性の入会者も増えた。ダイエット目的だったり、気軽にできる運動として始める人も多いから、あまり本気で通い続ける人はいないけど。

マミは一人でやってきて、簡単なレクチャーを受けた後、初心者用の壁に挑戦した。
登りやすい細身の体型とはいえ、小柄だし、難易度が上がると大変かもしれない…なんて思いながら見ていたら、意外なことに彼女はすいすい壁を登っていく。
かなり筋力がある人間の動き方だ。

あまりじろじろ見るのは良くないけど、他の人とはちょっと違う彼女の動きが気になって、その後も自分が登る順番の時以外はずっと彼女を観察していた。
難易度が上がるとやはり難しいようで、何度も失敗していた。しかし諦めずに登り続け…何と初日からグレード(難易度)6級まで登り切ってしまった。

初日で6級までできる女性は滅多にいない。
そのことにも驚いたが、もっと驚いたのは、無事登り切り、最後のホールドを掴んだ時のマミの表情だった。

ぱあっと、輝くような笑顔になったのだ。
子どものように純粋なその顔には、はっきりと「楽しい」と書かれていた。
それは、自分がボルダリングの魅力に取り憑かれた時と、全く同じ表情だった。

「おめでとう」

俺は降りてきたマミを拍手と共に出迎え、声をかけた。

「ありがとうございます。
楽しいですね、ボルダリングって」
「うん、楽しいんだ。大変だけど、一度楽しさを知っちゃったらやめられなくなるんだよね」
「…私、もうやめるの無理そうなんですけど」

うん。そんな顔をしてた。
その一言は飲み込んで、代わりに俺は、もっとこうしたら登りやすくなる、というアドバイスをした。
マミはそのアドバイスをすぐに取り入れ、その日のうちにもう一度6級をクリアした。

元々筋トレが趣味で鍛えていたという彼女は、可憐な外見とは裏腹に、ストイックでかっこいい女性だった。
でも、時々見せてくれる笑顔は、やっぱり可愛かった。

彼女を誰より側で見ていたい、支えたい、応援していたい…そう思った俺は、ボルダリングでも、それ以外のことでもマミをサポートし続けた。
運良く想いは実り、交際することになり、やがて結婚することになった。
ボルダリング以外の趣味や生き甲斐なんて何一つなかった俺の人生を変えてくれたのは、間違いなくマミだった。


ボルダリングのグレードは、10級から始まり、9級、8級…と上がっていき、1級を超えると初段、二段…と続いていく。
個人差はあるけれど、5級が安定して登れれば初心者卒業。4級から1級までは中級者で、初段以降が上級者、くらいの難易度だ。

ボルダリングを始めて3年。俺はついに中級者の壁を越え、初段を登り切った。
そして、登り切ったその日に、マミにプロポーズをした。

「これからも、ずっとマミと一緒にいたい。
だから、俺と、結婚してください」
「…はい!」

王道である、ダイヤモンドの指輪が入った箱を開けながらのプロポーズを、マミはとても喜んでくれた。
でも、指輪はその時少し着けただけで、すぐに箱の中に戻してしまった。

「もったいなくて毎日着けられないから、大事に取っとく」

そしてマミは、「ねえ、結婚指輪は私が選んでもいい?」と言った。
俺はうん、と答え、空いた彼女の左手を握った。


「指輪、これにしよう。
二層になっているタイプの指輪だけど、サイズ直しもできるんだって」

ある日、ついにマミがデザインもサービスも諦めなくていい指輪を見つけてきた。
拒否する理由はない。早速販売店に指輪を見に行くことにした。

「おお…」

マミが見つけ出した『Fedi』という指輪を店で試着した。
着け心地がいいその指輪は、二層になっているのもあり、”包まれている”安心感を強く感じた。
まるで、ずっと前から着けていたように落ち着く…。
見た目もクールでかっこいいし、俺とマミにぴったりの指輪だと思った。

「ふたつの指輪がくっついているような、こういうデザインの方が、”ずっと一緒”って感じしない?」

試着した指輪に満足していると、不意に隣のマミがそう言った。

「しっかり重なり合って、揺らぐことなく、ずっと一緒にいられるような…。
そんなパートナーになれたらいいなって、思って」

だから、二層になっているデザインの指輪が良かったんだ。
そう彼女は言葉を続ける。

「……」

それは、彼女からの”想い”のプレゼントだった。
同時に、女性側からのプロポーズのようでもあるその言葉に、俺も精一杯の想いを返す。

「ありがとう、マミ。
これから先も、末永く、よろしく」
「…うん。こちらこそ」

改めてそう誓い合い、俺たちは誓いの証――”結婚指輪”を購入した。

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