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Ring Story

comorebi ゆびわ言葉 ®: やすらぎ

2018.07.29

「どうだった?」

家に帰ると、不安そうな表情をした妻の萌(もえ)が開口一番にそう言った。
一瞬何のことかと思ったが、すぐに「ああ、あれのことか」と思い出し、俺は会社で配られた紙を彼女に見せる。

「そんなに心配しなくても、どこも問題ないよ」
「そっか。良かった」

見せたのは、健康診断の結果が書かれている紙だ。
ここ数年はいたって健康なのに、心配性な彼女は毎回不安そうに結果を聞いてくる。

「そっちは何かあった?」
「ううん、何もないよ。至って元気」

一方、萌はいつも元気で健康だ。
だから、俺の方は何も心配することがない。
俺はいつも、萌に元気を分けてもらいっぱなしで…そう、そもそも今健康でいられるのも、彼女があの日、俺を元気にしてくれたからだった。


それは、俺が仕事に忙殺されていた頃のことだった。
やってもやっても終わらない仕事に追われていた俺は、当時、職場に向かう前に必ず近所のカフェに寄り、一日のスケジュールを立てていた。
スケジュールを立て、出勤し、ひたすらタスクをこなしていく。
そんな毎日を繰り返していた俺が、一日の最初に必ず会う相手…それが、近所のカフェで働いていた萌だった。

丁度シフトが俺の行く時間と被っているらしく、俺は彼女と毎朝必ず顔を合わせていた。
だからお互い顔見知りではあったけれど、せいぜい会釈をするくらいで、注文以外の会話をすることはなかった。
そんな彼女を、ある日偶然カフェ以外の場所で見かけた。

仕事帰り、夜10時を回ろうかという時間に、萌は一人、駅のホームをうろうろしていた。
最初は彼女だと気づかずに声をかけた。落とした財布を探しているらしく、一緒に探していたら見つかった。

「これです、ありがとうございます!」

そう言いながら振り返った萌を見て、はじめていつもカフェで会っている彼女だと気が付いた。

「…あ」

俺が思わず声を上げると、向こうも俺が誰か気が付いたようで、「あ!」と同じように声を上げた。

「あの、毎朝来てくださっている方ですよね。
ええと、その…もしまだでしたら、この後お礼に、食事でも」

萌は少し俺の顔を見つめた後、遠慮がちにそう言った。

「あー、えっと…」

普段なら断る誘いだった。でも、よく顔を合わせている人からの誘いだったからか、丁度仕事が忙しく夕食を抜いていたからか、その日は何故かすんなりOKしてしまった。


近所のファミレスで、萌と食事をした。
彼女との食事は楽しかった。
何故こんな時間に駅にいたのか理由を聞いてみたら、アイドルのコンサートの帰りなのだと答えた。
そしてそのまま、彼女はアイドルの良さを語った。
これまでアイドルには全く興味がなかったけど、彼女があまりに楽しそうに話すから、少しだけ興味がわいた。

いつも明るく元気な萌に、ふと元気の秘訣を聞いてみると、彼女はこう答えた。

「好きな人に会って、美味しいものを食べることです」

なるほど、と俺は思った。
なるほど、確かに…彼女と話しながら美味しいものを食べていると、元気が出てくるような気がする。

翌朝、俺はカフェで萌にお礼を言い、今度は自分に奢らせて欲しいと申し出た。
お礼と言われ食事をしたけど…救われたのは、俺の方だったから。

次の日の夜、誘いを受けてくれた萌と再び一緒に食事をした。
その翌朝には、今度は彼女の方が「次は私がお礼をする番ですね」と言って食事に誘ってきた。
そうしてお礼の食事を重ねるうちに、いつしか萌は俺にとって、特別な存在になっていた。


ある日、萌は俺にこう言った。
「元気になったみたいで良かったです」と。
聞けば、駅で出会ったとき、俺の顔は疲労で少し青ざめていたらしい。
そんな俺が心配だったから、あの日彼女は俺を食事に誘ってくれたのだそうだ。
言われてみれば、当時はずっと疲れが溜まっていた…それなのに、今は不思議と元気で、力も湧いてきている気がする。

「美味しいものを食べているからですね」と萌は言った。
でも、そうじゃない、と思った。
俺が元気になれたのは、萌がいたからだ。
いつも笑って話を聞いてくれて、食事に付き合ってくれる…萌がいたから、俺は心から元気になれたんだ。

萌とずっと一緒にいたい。
そう思った俺は萌に告白し、その2年後には、指輪と共にプロポーズをした。
やすらぎという意味が込められた綺麗な指輪に、精一杯の感謝と愛を込めた。
萌は俺の手を取って、「よろしくお願いします」と笑顔で答えてくれた。


「ほんとに、萌はいつも元気だよね」

夕食が揃ったテーブルの席についた俺は、向かいに座った萌にそう声をかけた。
それから、冗談で真剣な表情を作り、「何か、秘訣でもあるの…?」と彼女の目を見て聞いてみる。
一瞬きょとんとした萌はすぐに俺の意図に気付き、真剣な表情になった。「うーん」とわざとらしく口に出し、テーブルに両肘をつき、指を組む。
その左薬指には、俺が贈った婚約指輪と、その後買った結婚指輪がセットで着けられている。

「リフレッシュしてるから、かな…」

萌は大事な告白のように重々しくそう言った後、そんな自分自身がおかしかったのかぷっと吹き出し、けらけらと笑った。
その笑顔に俺がまた癒されていると、彼女はそれから大事な一言を、当たり前のように付け足した。

「今も好きな人に会って、美味しいご飯食べてるし」

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