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Ring Story

Croquembouche ゆびわ言葉 ®︎: 運命のとき

2018.10.28

大学時代の友人である柳田(ヤナ)と、滅多に来ないバーに来た。

「樹(イツキ)の結婚を祝って…乾杯!」
「おう、さんきゅ」

結婚することになったのでその旨を伝えるメッセージを送ったところ、どういうことかと質問攻めにあった。
そういえば彼女がいたこととか言ってなかったっけ…とそこで気付いた俺は、一々メッセージで説明するのも面倒だと思い、飲みに誘った。
その結果が、これだ。

「すいません、もう一杯」

来店から5分も経っていないのに、もう二杯目のジントニックを頼んでいる。こいつは祝いに来たのか酒を飲みに来たのか、一体どっちなんだろうか。

「…で、どういうことよ。
そもそも彼女がいたことすら聞いてねーんだけど」
「いや、彼女はずっといたけど。3年付き合って、先週プロポーズした」
「3年も黙ってたのかこのヤロウ。
…そんで、彼女は? 美人?」
「んー、まあ、可愛いよ」
「ノロケかよ」
「聞かれたから答えただけだろ」

それから、ヤナに出会いからこれまでの流れを聞かれたので話した。
同じビルの中にある会社で働いている子で、エレベーターでよく一緒になっていたこと。
スイーツの店で偶然会ったことをきっかけに仲良くなったこと。

彼女との交際は順調に進み、3年間、特に大きなケンカをすることもなく、仲良くやってきた。
…だからこそ、今が一番雰囲気が悪くて、どうすればいいか困っている。

「で、そんな幸せいっぱいなはずのお前が、何でそんな浮かない顔してるわけ」

沈みたいのはこっちだよ、と言うヤナに、俺は事情を話すことにした。

「いや、婚約指輪が欲しいって言われたから、結婚指輪だけでいいじゃんって返したら、何か不機嫌になっちゃって」
「…は?」
「だって、別にいらないじゃん、婚約指輪って。
実際につけるのも結婚式で交換するのも結婚指輪なわけだし。
すぐ結婚するんだから、すぐつけなくなるようなものに大金かけなくてもいいって思うんだけど」
「…いや、ダメだろそれは。
女の子なら誰だって婚約指輪くらい贈って欲しいもんなんじゃねーの?」
「そうは言っても、1万や2万じゃ済まないしさ。
金がないわけじゃないけど、これから式や旅行、将来のことを考えたら、貯金した方が得だし、二人のためにもなるし」
「うーん…」
「別に向こうも、俺の意見に反対はしてないんだよな。でも、何か微妙な雰囲気になっちゃってて…」

俺が自分の意見を伝えたとき、彼女は暫くその場で固まって、それから、「…そっか」と聞こえるか聞こえないかぐらいの小さな声で言った。
そして、それ以降指輪の話をすることはなく、俺達は淡々と結婚式の準備を進めている。

「…よし、お前の気持ちはよくわかった」
「ああ」
「これは岩佐先輩を召喚するしかない。召喚しよう」
「え?」

…お前、今、わかったって言わなかったか?

納得してくれたはずのヤナは、何故かその場で電話をかけ始めた。
そして、それから僅か30分後にやってきたのは、大学時代のサークルの先輩である、岩佐さん。
今は大企業で凄腕エンジニアとして活躍するとんでもない人だ。

「え、早…! お、お疲れ様です」
「たまたま近くで飲んでたからね。
で、なんだって? 婚約指輪を贈りたくない?」
「贈りたくないんじゃなくて、意味がわからないというか。
だって意味ないじゃないですか。すぐつけなくなるものをわざわざ贈るの」
「…なるほど」

先輩は少し考えた後、注文したウイスキーを一口飲んで言った。

「確かに、結婚後つけないのなら、実用性はあまりないかもしれない」
「…! ですよね」
「でも、彼女が欲しいって言ってる。プレゼントしたら喜んでくれる。それなら、買わない理由はないよ」
「…?」
「こういうのは、けじめとして買うものだから。
これからは妻として、家族として、彼女を第一に想い守っていく…婚約指輪っていうのは、男としてそう誓い、けじめをつけるためのアイテムなんだ」
「けじめ…」
「買えるのは多分一生に一度だ。だから、ここでちゃんと決めておいた方がいい。
家庭を持ち、守っていく覚悟を」
「……」

先輩はそう言ってウイスキーを飲み干し、「子守りを代わらなきゃいけない時間だから」と言って帰って行った。
大学時代は昼も夜も関係なくプログラムに明け暮れていた先輩は、結婚して物事の優先順位ががらっと変わったらしい。
1番は奥さん、2番は生まれたばかりのお子さんになった。それでも、今の方が幸せだと先輩は言って笑っていた。

そんな先輩のアドバイスを受けて、俺は考えた。
これからの将来のために、俺が今一番するべきことは何なのか。

「…よし。決めた」


その後、俺は以前に彼女がショーケースの中を食い入るように見つめていた『Croquembouche』の婚約指輪を彼女に贈った。
これからは家族として、ずっと彼女を大事にしていきたいし、幸せにしていきたい。そんな覚悟と、想いを込めて。

彼女はすごく喜んでくれた。
そして、彼女はその後、式までの間も、当日も、妊娠し子どもが生まれてからも…俺が贈った婚約指輪を、結婚指輪と一緒にいつも欠かさず身につけてくれている。

「必要ないって言っていたはずのあなたが、わざわざ私のために買ってくれた指輪だから」

そう言って笑う妻を見て、俺はやっと気がついた。
婚約指輪を贈ることには、ちゃんと意味があったんだって。

Croquembouche ゆびわ言葉 ®︎: 運命のとき

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