Ring Story「ゆびわ言葉®」で繋がる愛の物語をAFFLUX(アフラックス)でチェック!
「なんでこの会社に入ったかって?
…そら、大阪の中堅大学卒業予定のイケメン求む!って求人に書いてあったからや」
会社の飲み会で、入社した理由を聞かれてそんな冗談を言ったとき。
「そんな求人あるんやったら、私も間違いなく美人枠やな」
そう言って笑ってくれた女の子に一目惚れした。
同じ会社の事務で、出身大学が同じだった彼女とすぐ意気投合した。
話してて自然とリズムが合う相手で、自然と付き合い始めていた。
その女の子…マリエとは、昔からの友達のように自然に話が弾む。
「ちっちゃい子かわいいなぁ!
お父さん大変やろうけど、楽しそうでええなぁ」
たとえば、ある日、公園で遊ぶ子ども達と父親を見て俺がそう言うと、マリエはこう返してきた。
「せやなぁ。あんたも結婚したら、いいお父さんになるんやでー?」
俺も負けじと切り返す。
「まかしとき。俺、子守歌めっちゃ上手いで!」
そう言って六甲おろしを口ずさむと、自然とツッコミが入った。
「それ子守歌ちゃうし! そんな赤ちゃんのうちから英才教育いらんわー」
結婚する、と具体的に約束しているわけではない。
でもなんとなく、この子とはずっと一緒におるんやろなあ、と思う。
ずっと一緒に暮らしていく未来が見える。
そう思ってるのは、マリエの方も同じみたいやった。
交際3年目の春、彼女のためにも、と仕事を頑張ってきた甲斐あって昇進が決まった。
通帳の中身もそこそこ増えた。プロポーズするなら今や!と思った俺は、さっそく指輪を探しに行った。
「うーん、ようわからんなぁ…」
探し始めたはいいものの、どんな指輪がいいかさっぱりわからない。
そんなとき、ふと、マリエが前にこんなこと言ってたなあと思い出した。
『そういや、プロポーズで婚約指輪を贈る意味って知ってる?
ただのオシャレアイテムと違うんやで?』
調べてみると、指輪を贈る意味がたくさんヒットした。
「円」形の指輪を贈るのは、愛が途切れることのないように、永遠の愛を誓うために、らしい。
左手の薬指なのにも意味があった。古代ギリシャでは心臓に一番近いと言われていた薬指につけることで、相手の心と繋がる、繋ぎとめておくという意味があるらしい。
永遠の愛を誓うものであり、心を繋ぐためにあるのが、指輪…。
それなら、しっかり選ばんとな。
そう思いながら探していると、”ゆびわ言葉”というものがついている指輪を見つけた。
指輪そのものだけでなく、デザイン一つ一つにも名前がついていて、意味が込められているらしい。
その中のある指輪を見て、贈るならこれや!と思った。
「前に、プロポーズの指輪の意味、俺に言うたやろ?
永遠の愛を誓うためとか、色々あるけど、この指輪の意味はそれだけとちゃうねん」
プロポーズのとき、俺は指輪を差し出しながら、マリエに言った。
「これの意味な、『大切なあなた』やねん。やから選んでん。
『マリエ』は『大切なあなた』やねんからな!」
『raffinee mariee』というその指輪には、『大切なあなた』というゆびわ言葉がついていた。
読みがなにも『マリエ』が入っている。マリエに贈るためにあるような指輪やと思った。
「…急にそんな、泣かせること言わんといて」
「泣かせるつもりなかったし! 笑ってほしいんやけどなぁ?」
「そりゃあんたはそうやろうけど、私のためにおんなじ名前の指輪選んでくれたなんて…。
そんなん、嬉し泣きするに決まってるやん。
…大好きや、ナオト。ナオトのこと、私もめっちゃ好きやで」
泣きそうな彼女の左手薬指に指輪を通し、俺は言う。
「一回しか言わんからな?
マリエ、愛してる。…これからも、ずっと一緒やで」
恥ずかしい言葉をどうにか言い切り、俺はマリエを抱きしめる。
腕の中で頷くマリエの顔はいつも以上に赤く、いつも以上に温かかった。
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