結婚式のご祝儀、さらなるポイントとは？

大切なご親族やご友人の晴れ舞台である結婚式へのお呼ばれ。新郎新婦とのこれまでの思い出を振り返り、心から祝福の気持ちを抱く一方、はじめて参列する結婚式に戸惑いや不安もあるでしょう。ゲストから新郎新婦への贈り物である「ご祝儀」もその一つ。なんとなく知ってはいるものの自信がない．．．そんな方は、あらかじめ正しいマナーについて確認しておくと安心です。

今回は、先日お伝えした「結婚式のご祝儀」の話題に関連して、正しい「包み方」や「渡し方」について詳しくお伝えしますので、ぜひ覚えておいてくださいね。

結婚式のご祝儀の「包み方」

結婚式のご祝儀に使われる祝儀袋は包む金額とのバランスを考えて選ぶ必要があり、目安とされているのが、包む金額の1/100程度の値段のご祝儀袋。せっかくの「気持ち」が思わぬ無作法を招いてしまわないよう、中身の金額に見合った適切な祝儀袋を選ぶように注意しましょう。また、蝶結びの水引は「何度でも結び直せる」ことから結婚のお祝いに使うのはタブーとされており、新郎新婦の仲のように、「一度結んだらほどけない」ものとして、結び切りやあわじ結びの水引がついた祝儀袋を選ぶのが基本です。

外包みには名前、中包みの表は金額、裏には住所と名前を筆ペンもしくは筆で記入し、「この日のために用意してきました」という意味を込めて、包むお札には綺麗な新札を用意しましょう。

渡すタイミングも相手によって変わる

ご祝儀を渡すタイミングは渡す相手によっても異なり、必ずしも「結婚式当日」というわけではありません。友人の場合は結婚式当日に受付にて、親族に渡す場合はあらかじめ家に伺って渡すのが良いとされており、男性は祝儀を内ポケットに、女性はサブバッグに入れて持参します。その際、直接入れるのではなく、袱紗や風呂敷、クリアファイルなどに包んで汚さないように注意を払いましょう。

大切な人への感謝の気持ちを

その昔、結婚式の準備はその家族だけでなく、親族や近所の方に力を借りて進められており、一説には祝い事をともに支え合い、祝福する「お気持ち」の名残として、お祝儀が贈られるようになったと言われています。
現代では当たり前となっているお祝儀文化ですが、誕生にまつわる背景を知ると、お祝儀を贈る側であるゲストの皆さんにとっても、特別な意味をもつ贈り物と感じられるのではないでしょうか。皆さんの祝福の気持ちが少しでも形になって新郎新婦に届くよう、ぜひ心を込めて丁寧にご準備されてみて下さいね。

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